クラミジア感染症

クラミジア感染症は、クラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis)の感染による性感染症です。日本では最も多い性感染症です。
男性では尿道炎が最も多く、また、精巣上体炎の原因にもなります。おしっこする時の痛み(排尿時痛)、 かゆみなどの自覚症状が出ます。淋菌性尿道炎に比べて潜伏期間は長く、2〜3 週間とされています。
女性では子宮頸管炎、骨盤内付属器炎(PID)などを起こし、不妊の原因にもなりますが、自覚症状が出ない事が多いです。そのため、感染したタイミングを特定するのが難しくなる事があります。また、妊婦の感染は産道経由で赤ちゃんのクラミジア感染の原因となり、赤ちゃんの肺炎や結膜炎の原因となります。
抗菌薬(抗生物質)を使用し治療します。

画像出典:クラミジアの解説 症状や感染経路・検査や治療について│STD研究所

https://www.std-lab.jp/stddatabase/chlamydia-trachomatis.php