亀頭包皮癒着症

亀頭包皮癒着症とは?

亀頭包皮癒着症は、亀頭と包皮の間に炎症が起こったり、傷がついたりした結果、亀頭と包皮がくっついてしまうことによって起こります。包皮は通常、亀頭を覆い保護する役割がありますが、包皮内部に汚れや菌がたまると感染を起こし、炎症が起こります。炎症が起こると、包皮と亀頭が互いにくっついてしまうことがあります。
子供の場合、1歳~2歳に成長すると、亀頭と包皮との間が自然にはがれはじめ、包皮をむくと亀頭が露出するようになります。しかし亀頭と包皮の癒着はすべてはがれるわけではなく一部癒着したままですが、小学生になる頃には多くの子供では見られなくなります。しかし小学生高学年になっても癒着している場合があります。

治療

治療法としては、まずはステロイド軟膏の塗布を行います。これで改善しない場合は外科的治療を考慮します。
ステロイド軟膏には表皮を薄くして皮膚の伸展を良くしたり抗炎症作用により癒着がはがれるのを促進するなどの効果があると言われています。