淋菌感染症

淋菌感染症は、淋菌(Neisseria gonorrhoeae )の感染による性感染症です。淋菌は弱い菌で単独で存在する事はできません。感染経路は必ず人→人となります。性的接触以外で感染することはまずないと思ってください。
男性は主に淋菌性尿道炎、女性は子宮頚管炎になります。
男性は淋菌に感染すると、2 ~9 日の潜伏期を経て尿道から膿性の分泌物(ウミ)が出て、おしっことする時に痛み(排尿時痛)が生じます。しかし、典型的な症状がなく、サラサラとした分泌物であったり、無症状の事もあります。
女性では男性より症状が軽くて無症状で経過することが多く、知らない間に炎症が体内で広がっていく場合があります。不妊や子宮外妊娠の原因となります。
咽頭(ノド)や直腸や肛門周囲の感染では無症状のことがあります。
抗菌薬(抗生物質)を使用し治療します。

画像出典:淋病の解説 症状や感染経路・検査や治療について│STD研究所

https://www.std-lab.jp/stddatabase/neisseria-gonorrhoeae.php