男性型脱毛症(AGA)・女性における男性型脱毛症(FAGA)

AGA(エージーエー)とはAndroGenetic Alopeciaの略称で、男性型脱毛症のことです。
成人男性によくみられる髪が薄くなる状態のことです。遺伝や男性ホルモンの影響が主な原因だと言われています。特に20代以降の男性に多く見られ、全国の20~69歳の成人男性の3人に1人がAGAだと言われています。
進行性の脱毛症で思春期以降に額の生え際や頭頂部の毛髪が、どちらか一方、または双方から薄くなっていきます。毛包が十分に成長しないため、髪の毛が太く長く育たないうちに抜けてしまいます。 AGAの脱毛部には男性ホルモンのテストステロンから作られるDHT(ジヒドロテストステロン)が高濃度にみられ、これが成長期を短くする原因物質と考えられています。成長期が短くなることで髪の毛が太く長く成長する前に抜けてしまいます。十分に育たない、細く短い髪の毛が多くなると全体としてうす毛が目立つようになります。

画像出典:AGA(エージーエー)ってなに?|抜け毛、薄毛(うす毛)対策【AGA-news】|オルガノン株式会社

https://www.aga-news.jp/secure/about_aga/index.html

AGAの方の中で何らかのケアをしている方の割合は約50%であり大勢の方が気にかけていらっしゃいます。AGAは治療せずに放置すると進行していきますので、早めの治療が大切です。AGAでは薄毛になっていても、うぶ毛は残っている事が多いです。毛包が存在している限り、髪の毛は太く長く育つ可能性があります。決してあきらめる必要はありません。

当クリニックでは2種類の薬をご用意しAGAの治療をいたします

デュタステリド0.5mg(ザガーロのジェネリック)

6,980円(税込)(1日1カプセル30カプセル入り)

DHT(ジヒドロテストステロン)がAGAの原因です。そのDHTの産生の原因となる5α還元酵素を阻害するお薬です。当クリニックのような泌尿器科領域を扱うクリニックでは前立腺肥大症の排尿障害に対する治療薬として多く処方されているお薬です(前立腺肥大症は保険診療です)。デュタステリドはAGA治療のファーストチョイスとして多くのAGAクリニックで処方されているフィナステリド(プロペシアのジェネリック)よりもより高い発毛効果があるとされています。現在の状態の維持を希望される方、まだAGAが発症する前の方で予防を希望する方は、このデュタステリドのみで十分です。

副作用
肝機能障害、勃起障害(ED)、性欲減退、射精障害、乳房の腫れや痛み等が見られることがあります。子供を作る予定の方に対する処方は控えるのが一般的です。

ミノキシジル外用液60ml

4,480円(税込)(1回1mlを1日2回)

頭皮の血行を改善し、発毛促進を促すお薬です。生活習慣や食生活の乱れで頭皮の環境が良くない方におすすめです。
頭皮の環境が改善されることで、血行も良くなり毛乳頭へ栄養を補給することができるようになります。デュタステリドとミノキシジルを併用することで、相乗効果があることが医学的に実証されています。
ミノキシジル外用液は一般用医薬品の第一類医薬品に分類されるため、AGA治療を行っている医療機関や薬剤師のいる薬局・薬店でないと購入はできません。
日本で認可されているのはミノキシジル外用薬(塗り薬)のみで、ミノキシジル経口薬(ミノキシジルタブレット)は国内で認可を受けた治療薬ではありません。日本、アメリカを含め世界的に見てもAGA治療薬としてミノキシジル経口薬(ミノキシジルタブレット)を承認している国は一つもありません。また、日本皮膚科学会の脱毛症診療ガイドラインではミノキシジル経口薬は内服しないよう注意喚起がされています。
以下のような多くの重大な副作用(特に心血管障害)があるためです。

副作用
外用薬:かゆみ・かぶれ、頭痛、めまい等。
内服薬:初期脱毛、めまい、立ちくらみ、肝機能障害、動悸、息切れ、心血管障害、体毛が濃くなる等。

女性における男性型脱毛症(FAGA:Female Androgenetic Alopecia)にも対応しております。女性はデュタステリドやフィナステリドの服用は禁止されておりますので、女性用のミノキシジル外用液をご用意しております。お気軽にお問い合わせください。

当クリニックのAGA治療の流れ

  • ①初診(1回目):問診と診察→血液検査→処方(1ヶ月分)
  • ②再診(2回目):問診と診察→血液検査→処方(最大3ヵ月分)
  • ③再診(3回目以降):問診と診察→処方(最大3ヵ月分)、血液検査(1年に1回)
  • 初診料:3300円(税込)
  • 再診料:1100円(税込)
  • 処方料:1100円(税込)
  • 初回血液検査料(肝機能検査・PSA検査):2980円(税込)
  • 2回目血液検査料(肝機能検査):1980円(税込)

お薬の副作用で肝機能障害が起こる事があるのでそのチェックとお薬の影響で前立腺がんの腫瘍マーカーであるPSAの数値が半分になってしまうので前立腺がんを見落とさないために血液検査が必要になります。