傍外尿道口のう胞
傍外尿道口のう胞とは?
傍外尿道口のう胞(ぼうがいにょうどうこうのうほう)は、外尿道口(尿の出口)に接しその片側あるいは両側にできるのう胞(液体が貯留した袋)です。発生頻度は、男の子の乳児で500人中3名の割合で見られたとの報告があります。発症年齢は出生時から幼少期がもっとも多く、次に10歳代での発症が多くみられます。
一般的に先天性(生まれつき)と言われていますが、生まれたあとに尿道の外傷・炎症・感染などが加わり生じることがあるとの報告もあります。
治療
良性ののう胞のため、症状がなければ経過観察をします。自然に縮小し消失することもあります。根本的な治療はのう胞を針で刺して中身の液体を抜くだけでは再発しやすいためのう胞全体をとる手術が推奨されています。