過活動膀胱(OAB)
過活動膀胱(OAB)とは?
過活動膀胱とは、膀胱が過敏になって尿がうまくためられなくなった状態で、尿が十分にたまっていなくても、意思とは関係なく膀胱が勝手に収縮してしまいます。若い方から年配の方まであり、男女共に起こります。過活動膀胱があるとトイレが気になり日常生活に大きな支障をきたす方もみられます。
画像出典:頻尿・過活動膀胱について – 昭和大学横浜市北部病院 女性骨盤底センター
https://showa-univ-kotsubantei.jp/forpatients/oab/
主な症状
主な検査
- 問診にて症状の聞き取り→当院HP内のウェブ診断ツール(過活動膀胱症状質問票)(OABSS)をお試しください
- 尿検査
- お腹に超音波を当てて膀胱の大きさ(容量)を見る超音波検査
- 尿の勢いの検査
- 排尿直後の残尿量の超音波検査
治療
お薬での治療(薬物療法)
膀胱の筋肉の緊張を緩めるお薬を使用します。
行動療法
様々な生活指導、排尿間隔を少しずつ延ばす膀胱訓練、尿失禁のある方は骨盤庭筋体操を行います。
ボツリヌス療法
局所麻酔下に膀胱の内視鏡を使用し、膀胱の筋肉に、直接20か所程度、薬を注射します。個人差はありますが効果は4~8ヵ月程度持続します。