間質性膀胱炎・膀胱痛症候群
間質性膀胱炎・膀胱痛症候群とは?
間質性膀胱炎/膀胱痛症候群(Interstitial Cystitis/Bladder Pain Syndrome: IC/BPS)は膀胱内の粘膜に慢性的な炎症が起こり、膀胱の機能障害や膀胱痛を引き起こす病気です。女性、特に中年以降の女性に多い病気です。膀胱におしっこがたまった時、体が冷えた時、刺激物の摂取、精神的ストレスなどで悪化します。
原因はまだ完全には解明されていませんが、自己免疫疾患、神経因性因子、感染などが関与していると考えられています。
主な症状
- おしっこが近い(頻尿)
- 尿意切迫感
- 排尿時、排尿後の痛み
- 下腹部痛・腰痛・陰部の痛み
治療
- 薬物療法(炎症を抑える薬、鎮痛薬、抗アレルギー薬、抗うつ薬など)
- 生活習慣の改善(排尿のタイミング、膀胱訓練、精神ストレスの緩和、香辛料やアルコール摂取を控えめにした食事など)
- 膀胱内への薬物注入療法(ステロイド、ジメチルスルホキシドなど)
- 手術(病変部の電気焼却術、膀胱水圧拡張術など)