性器カンジダ症

性器カンジダ症は、真菌(カビ)の一種が原因で起こる性器の感染症です。性的接触で感染する事もありますが、接触のない人でも元々体内に持っていることがあります。性器からカンジダがみつかったとしても性器カンジダ症を発症しない場合もあります。性器カンジダ症は、健康な時には体の中に入っても病気を起こさないような弱い病原体に感染し、風邪・ストレス・疲労など体力が低下し抵抗力が落ちた時などに発症する病気(日和見感染症)の一つです。また、他の性感染症(STI)の感染、糖尿病、陰部の不衛生なども発症の原因となります。
潜伏期間が長く感染経路は様々なので、感染したタイミングを特定するのが難しいです。
男性の症状は、尿道のかゆみ、おしっこする時の痛み、亀頭や包皮のただれ、赤みなどです。包茎の場合は、包皮内部が不衛生となり性器カンジダ症の発症のリスクが高まります。
女性の症状は、陰部に強いかゆみがあります。おりものが白く、ヨーグルト状になります。また、陰部に痛みやかゆみが出たり、おしっこする時やセックスの時に痛みが生じる事があります。
抗真菌薬の内服や軟膏や腟錠(女性の場合)で治療します。

画像出典:カンジダの解説 症状や感染経路・検査や治療について│STD研究所

https://www.std-lab.jp/stddatabase/candida.php