胃腸炎

胃腸炎の泌尿器科領域に関わるお話

胃腸炎とは様々な原因により、胃や腸に炎症が起こり、下痢、嘔吐、腹痛などを起こす疾患の総称です。
その原因には食べ過ぎ、刺激物の摂取過剰(脂肪分、アルコール、辛いものなど)、感染(細菌やウイルス)、ストレス、自己免疫や炎症性腸疾患(IBD)(潰瘍性大腸炎やクローン病)など多くの原因があります。
胃腸炎になれば下痢症状が出る事が多いです。実は無関係に見える下痢と尿路感染症には関連があります。
尿路感染症の主な原因は大腸菌などの腸内細菌です。便秘や下痢で大腸菌が増えると尿路感染症のリスクが高くなります。
逆に尿路感染症で下痢になる事もあります。腎盂腎炎では発熱や排尿時痛以外にも下痢や嘔吐という一見すると胃腸炎と思われる症状が出る事があります。
よって、発熱・下痢に加えて排尿時の痛みなどが見らえる場合は泌尿器科を受診してください。