テストステロン(男性ホルモン)・エストロゲン(女性ホルモン)チャージ
男性の日々の健康を維持するためにはテストステロン(男性ホルモン)が十分に体内にある事が欠かせません。テストステロンが低下すると様々な症状(全身倦怠感・やる気が出ない・イライラ・性欲低下など)が出現します。詳しくは当クリニックの男性更年期障害(加齢性性腺機能低下症・LOH症候群)のページを御参照ください。
男性更年期障害の自覚症状がある場合、採血によるテストステロン測定、その他必要な各種検査は保険診療適応となり、検査をしてテストステロンが基準値より低い場合、男性更年期障害(加齢性性腺機能低下症・LOH症候群)と診断され、治療も保険診療で可能です。
テストステロン(男性ホルモン)についての専門的知識・資格を持った医師が在籍する医療機関での治療をお勧めします。
女性は卵巣の障害や加齢やストレスなどでエストロゲン(女性ホルモン)の分泌が不足すると、イライラ、ほてり、発汗、性機能の低下など、様々な症状が生じます。エストロゲンの低下に伴うこれらの症状は女性更年期障害の可能性があります。閉経後はエストロゲンがほとんど分泌されなくなるため、陰部は潤いを失い萎縮して、フェムゾーン(陰部)の不快感(不感症)やかゆみ、セックス時の痛み(性交痛)、尿漏れ等で生活の質を低下させます。これらはGSM(閉経関連尿路性器症候群)(Genitourinary syndrome of menopause)による症状の可能性があります。エストロゲンを補充する事で症状が改善する可能性がございます。
当クリニックでは泌尿器科専門医資格はもちろんのこと、長野県内では取得している医師がそれぞれ数人しかいないテストステロン(男性ホルモン)治療認定医・抗加齢(アンチエイジング)専門医・性機能専門医・性感染症認定医の資格を有する院長が治療・医療サービスの提供を行います。
テストステロン(男性ホルモン)の主な効果
- 筋肉質な男性らしい体を作る
- 体内での脂肪燃焼を活性化しメダボを抑制する
- 精力をアップし性機能が向上する
- 物事に対するやる気・モチベーションがアップする
- 集中力が高まる
- 前向きなポジティブな思考となる
エストロゲン(女性ホルモン)の主な効果
- 肌の潤いを守る、つやを良くする
- 骨を形成する
- 乳房の発育をうながす
- 自律神経を調整する
- 精神状態を安定させる
- 代謝をアップさせる
男性の方は、男性更年期障害の自覚症状はないが、テストステロン(男性ホルモン)の検査を受けたい、テストステロン値は正常範囲内だが、メンズヘルス(男性らしい体・性機能・精神状態をはじめとした男性力を上昇させ低下を防ぎ総合的な健康寿命を伸ばすこと)を維持・向上させるためにテストステロンを補充したいという方には自由(保険外)診療にて医療サービスの提供が可能です。
テストステロンを薬で補充する事は、TRT(testosterone replacement therapy)(男性ホルモン補充療法)と呼ばれます。注射で投与する方法が一般的ですが、皮膚に塗布する薬(外用薬)で補充するという方法もあります。
女性の方は、エストロゲン(女性ホルモン)を補充して「女性らしさ」や「潤い」を保つために皮膚に塗布する薬(外用薬)でエストロゲンを補充するという方法があります。
当クリニックでは以下の薬をご用意しテストステロン(男性ホルモン)・エストロゲン(女性ホルモン)チャージをいたします。
エナント酸テストステロン(エナルモンデポー®)
4,500円(税込)
筋肉注射をします。注射後、約4週間程度で血中のテストステロン濃度が最も低い値になるため、約2週間~4週間に1回の注射をおすすめします。副作用が少なく多くの方に選ばれているテストステロン補充療法です。
副作用
肝機能障害、心血管系疾患、高脂血症、多血症、体毛が増える、睡眠時無呼吸症候群の悪化、精巣萎縮(長期間にわたってテストステロン補充療法を行うと、精子を作る機能が抑制され男性不妊になる可能性があります。将来子供を持つ事を希望される方には注射できません。) 前立腺がんに罹患している方、前立腺がんの腫瘍マーカーが高く前立腺がんの可能性が強い方には前立腺がんの悪化の可能性がありますので注射できません。
テストステロン1%含有軟膏剤(グローミン®)
3,780円(税込)
テストステロン含有濃度が低いため、その効果は限定的ですが濃度が低くても継続することで、テストステロン値は上昇します。グローミン®はテストステロン濃度は低いですが、一方で注射に比べて副作用が少ないメリットがあります。 1日1回皮膚に塗っていただいた場合、約1ヶ月分の量になっております。
副作用
かゆみ、赤み、かぶれ、発疹、腫れなど
テストステロン5%含有軟膏剤(1UPフォーミュラ®)
12,100円(税込)(別途クリニックで処方料として1650円お支払い頂きます。)
当クリニックで処方し、後日、1UPフォーミュラを唯一取り扱っているオールインワン薬局から自宅に郵送されます。当クリニックからのお渡しではありません。お薬が届いた後に患者さんご自身でオールインワン薬局に薬剤料金(税込:12100円)をお支払い頂きます。
テストステロン5%含有軟膏剤である「1UPフォーミュラ®」はメンズヘルス医学会認定のテストステロン(男性ホルモン)治療認定医(長野県内には数人しかおりません)しか処方することができません。当クリニック院長はテストステロン(男性ホルモン)治療認定医です。1UPフォーミュラは1日1回皮膚に塗って頂くことでテストステロンが補充されます。血中濃度が一定に保たれ症状が安定することが大きな特徴です。 1日1回塗っていただいた場合、約2ヶ月分の量になっております。
副作用
かゆみ、赤み、かぶれ、発疹、腫れなど
女性ホルモン軟膏(バストミン®)
3,600円(税込)
エストラジオール(天然型の卵胞ホルモン)とエチニルエストラジオール(合成卵胞ホルモン)を配合した医薬品です。卵胞ホルモンは女性ホルモンの一種で、エストロゲンとのことです。いわゆる「女性らしさ」や「潤い」をはじめ、様々な作用が知られています。 女性ホルモンを皮膚から少しずつ補充できるクリーム剤です。
副作用
かゆみ、赤み、かぶれ、発疹、腫れなどがありますが、医療機関の受診が必要な重篤なものはこれまで報告されていません。 (乳房・子宮・卵巣に腫瘍がある方、子宮内膜症の方、生理中・不正性器出血のある方、妊娠中の方などは使用できません。)
検査料
- テストステロン検査のみ:3300円(税込)
- テストステロン・遊離テストステロン検査セット:5500円(税込)
- テストステロン・PSA検査セット:5500円(税込)
- テストステロン・遊離テストステロン・PSA検査セット:7700円(税込)
テストステロンはアルブミン(タンパク質)と結合しているものが全体の20~30%、性ホルモン結合グロブリンなどの他タンパク質との結合しているものが全体の50~70%です。タンパク質と結合していないフリー(遊離)テストステロンは全テストステロンのうちわずか1~3%のみと少量です。このフリー(遊離)テストステロンが最も働きが強いテストステロンと言われています。
前立腺がんの腫瘍マーカー(PSA)が高く前立腺がんが疑われる場合はテストステロン(男性ホルモン)補充療法はできません。
- 初診料:3300円(税込)
- 再診料:1100円(税込)
- 注射料:1100円(税込)
- 1UPフォーミュラの処方料:1650円(税込)(グローミン、バストミンの処方料はかかりません。)