尿道狭窄症

尿道狭窄症とは?

尿道狭窄症は、文字通り尿道が狭くなってしまい、おしっこが出にくくなる病気です。男性の尿道は女性よりも長く、「陰茎部(陰茎)」「球部(股間)」「膜様部(前立腺とのつなぎめで尿道をしめる括約筋のある部位)」に分けられ、それぞれの部位で尿道狭窄が発生します。若年者でも発症しますが、高齢になるほど発生率は増加していきます。
原因としては、外傷(股を強打する、骨盤骨折など)、炎症(主に淋菌感染症に伴う淋菌性尿道炎)、医療行為(尿道に内視鏡を挿入する手術)の後遺症によるものなどがあります。

主な症状

  • おしっこの勢いの低下
  • 残尿感
  • おしっこをするのに時間がかかる
  • 射精障害
  • 男性不妊症

治療

内視鏡で狭いところを切開する内尿道切開術、ブジーという金属の棒やプラスチックの管による尿道拡張術を行います。しかし、内視鏡手術を繰り返すと狭窄を逆に悪化させたり複雑化させてしまいますので、内視鏡手術では治らない場合は尿道形成術を行います。